豆知識⑰先代のご宗派の見分け方

みなさんこんにちは!
昨日は、選挙でありましね(*‘ω‘ *)
プラス実は、青葉マルシェもやっておりまして大変賑やかな日でありました(`・ω・´)ゞ

今回は、雑貨一がメインでありました。当日はたくさんの方にお越しいただいており大変嬉しく思います
また、開催のお話がわかりましたらご連絡します(`・ω・´)ゞ

さてさてお話は変わりますが、喪主になられた際にそういえば…うちの宗派は、なんだっけ?と
分からない方でも、見分けのポイントがございます。以下参考にしてみてください(*‘ω‘ *)
※中には、焼香の回数で判断をすることがございますが、回数が違っている場合もございますあくまで参考になります。

🔍 主な仏教宗派とその見分け方

宗派名見分け方・特徴葬儀での特徴
浄土真宗(本願寺派・大谷派など)・合掌はするが、焼香時に礼拝(おじぎ)しないことが多い
・数珠を両手にかける
・「南無阿弥陀仏」の念仏を重視
・「故人はすでに浄土へ往生した」との考えから、あまり泣き叫ぶような場面が少ない
・読経は阿弥陀仏を称える経典(正信偈など)
曹洞宗(禅宗)・読経のリズムが比較的ゆっくり
・合掌して深く礼拝(立礼・座礼)する
・僧侶の作法が非常に厳かで動きが多い(焼香後に深礼)
・「修証義」や「般若心経」などを読む
・葬儀は故人を仏弟子として導く「授戒」儀式がある
臨済宗(禅宗)・曹洞宗よりも読経がやや速く、力強い
・同じく厳かな動作、焼香や礼拝が丁寧
・内容は曹洞宗と似ているが、読経内容や寺院の雰囲気で異なることがある
日蓮宗・お題目「南無妙法蓮華経」を唱える
・数珠は大きく、房が目立つことが多い
・読経が力強く、独特な節回しがある
・「お題目」を重視し、読経時に声が大きく、活気がある印象
真言宗(密教系)・僧侶が**梵字(ぼんじ)**の入った袈裟を着けている
・読経時に「護摩」や独特な印(印契)を結ぶ
・「光明真言」や「般若心経」などを読誦
・仏具が多く、儀式が荘厳で神秘的な印象がある
天台宗・読経に「法華経」や「阿弥陀経」などを使う
・様式は真言宗に似るが、印契や護摩はあまり見られない
・仏教の中庸的なスタイル、浄土教・密教要素も含む

👁‍🗨 見分けポイントまとめ

見分け項目
読経の内容・節回し正信偈=浄土真宗、お題目=日蓮宗、修証義=曹洞宗
僧侶の所作印契(印を結ぶ)=真言宗、合掌礼拝なし=浄土真宗
数珠の持ち方両手=浄土真宗、片手=他宗派
焼香の回数1回:浄土真宗や日蓮宗が多い/2〜3回:曹洞宗・真言宗など

式次第(葬儀や法要の進行表)から宗派を特定することは、かなり有効です。各宗派には独特の儀礼や読経、儀式構成があるため、以下のような要素を確認することで推測できます。


✅ 式次第から宗派を特定する主なポイント

式次第に書かれている項目特徴と宗派のヒント
「正信偈(しょうしんげ)」や「和讃」浄土真宗(本願寺派・大谷派など)
※浄土真宗では「引導」はなく「帰敬式」「法名授与」などになることが多い
「修証義(しゅしょうぎ)」曹洞宗
※「開蓮忌」なども特徴的。戒名ではなく「道号・戒名」がつく
「授戒」「引導」「作法」などの儀式が多い禅宗系(曹洞宗・臨済宗)
※故人を仏弟子とする儀式で、「三帰依文」「十善戒」などもある
「お題目(南無妙法蓮華経)」や「唱題」日蓮宗
※「開経偈」「方便品」「寿量品」などが出てきたら確定的
「光明真言」や「理趣経」「大日経」など真言宗(密教)
※「灌頂」や「印契」なども密教系特有の語彙
「法華経」+「念仏(南無阿弥陀仏)」両方あり天台宗の可能性
※多宗融合的スタイルが特徴
「南無阿弥陀仏」中心で、引導がない浄土真宗の可能性が高い(死者を成仏させるという概念がないため)

📝 式次第の一例と宗派特定(例)

例1:

コピーする編集する開式  
読経「正信偈」  
和讃  
法話  
焼香  
閉式

浄土真宗(本願寺派や大谷派)


例2:

コピーする編集する開式  
読経「修証義」「般若心経」  
授戒  
引導法語  
焼香  
回向文  
閉式

曹洞宗


例3:

コピーする編集する開式  
読経「法華経・寿量品」  
唱題「南無妙法蓮華経」  
焼香  
導師挨拶  
閉式

日蓮宗


🔍 宗派特定のヒントがある語句一覧

宗派出やすいキーワード
浄土真宗正信偈、和讃、法名、念仏、帰敬式、引導なし
曹洞宗修証義、授戒、引導、法語、道号、諷誦文
真言宗光明真言、大日如来、印契、灌頂、護摩
日蓮宗お題目、唱題、寿量品、開経偈、方便品
天台宗法華経、阿弥陀経、念仏、三帰依文

位牌(いはい)から宗派を特定することもある程度可能です。位牌の「形」「表記」「戒名の特徴」「脇に書かれている文言」などを観察することで、宗派の傾向が見えてきます。


✅ 位牌から宗派を特定する主なポイント

見るポイント宗派の特徴

1. 位牌の形・装飾

形や色合い宗派の傾向
黒塗り金箔仕上げ(一般的)多くの宗派で使用(特定は難しい)
白木位牌のまま長期使用浄土真宗の可能性あり(位牌を使わず法名軸や過去帳を重視)
位牌をほとんど使わない/なし浄土真宗の本願寺派では位牌そのものを用いないケースもある

2. 表記内容(戒名・法名)

表記スタイル宗派のヒント
戒名の前に「釋○○」「釋尼○○」浄土真宗(釋=お釈迦様の弟子という意味)
戒名に「信士」「信女」多くの宗派で使われる(特定は難しい)
戒名に「居士」「大姉」禅宗(曹洞宗・臨済宗)で多い
位牌に「法名」と記載あり浄土真宗で確定的(「戒名」とは言わない)
「妙法」「日○」などが含まれる日蓮宗(特に「日○」は僧侶名にも使われる)
「○○童子」「○○童女」子どもの戒名に多く、宗派問わずあるが、浄土宗系で多い傾向

3. 脇に書かれている文言

文言例宗派ヒント
南無阿弥陀仏浄土宗・浄土真宗系
南無妙法蓮華経日蓮宗(確定的)
南無大師遍照金剛真言宗
南無釈迦牟尼仏禅宗(曹洞宗・臨済宗)や天台宗など
表記なし/家紋のみ現代では宗派を問わず簡略化されることも多い

4. 裏書き(裏面に書かれる文)

裏面に記される命日・年号・享年とともに、寺院名や導師名が記載されていることもあります。これにより、所属宗派がわかる場合もあります。


🔍 位牌の宗派別まとめ(一覧)

宗派戒名・表記の特徴位牌の傾向
浄土真宗「釋○○」「法名」「○○信士」など/「位牌」を使わない場合あり白木位牌→法名軸や過去帳に切り替える
浄土宗「○○信士」「南無阿弥陀仏」黒塗位牌+阿弥陀仏の表記があることも
曹洞宗・臨済宗「○○居士」「○○大姉」など/南無釈迦牟尼仏一般的な黒塗位牌/文字が厳粛な書体
日蓮宗「日○」「妙法」「南無妙法蓮華経」脇に「お題目」が書かれる
真言宗「南無大師遍照金剛」「阿字観」なども梵字入りや独特な仏号あり
天台宗「南無釈迦牟尼仏」「法華経」由来の文字仏号と戒名併記型が多い

✅ 神道とキリスト教の見分け方

比較項目神道キリスト教(主にカトリック・プロテスタント)
呼称(故人)故人=「御霊(みたま)」「故人」「亡くなられた方」「故○○様」など
宗教者の名称神主(神職)、斎主、斎員司祭(カトリック)、牧師(プロテスタント)
祭壇の中心霊璽(れいじ/仏式でいう位牌)
榊(さかき)、神鏡
十字架、遺影、聖書、ろうそく、花(白中心)
お供え物榊・酒・米・塩・水・果物などの「神饌」献花(生花)
合掌・祈りの形「二拝二拍手一拝」※ただし葬儀では「拍手は音を立てず」胸の前で手を組んで祈る姿勢(祈祷)
焼香の有無なし(玉串奉奠を行う)なし(献花)
香典表書き「御玉串料」「御霊前」「神饌料」など「御花料」「御ミサ料」「献花料」など
位牌の有無**霊璽(れいじ)**という白木の板が使われる基本的に位牌はなし(遺影と十字架)
装飾・祭壇白木の神棚風祭壇+榊+八足台白い布+十字架+生花(ユリやカーネーション)
服装(宗教者)白い装束・狩衣(かりぎぬ)・冠カトリック:白または紫の祭服/プロテスタント:黒の法衣(牧師)

🕊 儀式の見分けポイント(実際の場面で)

見かけたもの宗教の可能性
玉串を祭壇に供える(玉串奉奠)→ 神道
司祭が香炉を振って香をまく(カトリック)→ キリスト教(カトリック)
献花(カーネーション・白百合)を1輪ずつ供える→ キリスト教
神楽(かぐら)のような音楽が流れている→ 神道(神楽歌・雅楽)
「主の祈り」「アヴェ・マリア」などの言葉→ キリスト教(カトリック系)
「○○命(みこと)」という故人の名前→ 神道(諡名・しごう)

🔍 香典の表書きでの見分け方

表書き宗教の目安
御玉串料・御霊前(神式)→ 神道
御花料・献花料・御ミサ料→ キリスト教
御仏前・御香典→ 仏式(仏教)←これが書いてあったら神道・キリスト教ではない

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