豆知識⑩副葬品とは?
どーももみなさん(`・ω・´)ゞ
いつものかんべでございます(*‘ω‘ *)
とうとう本格的な暑さが始まったような暑い日がきてしまいました( ;∀;)
みなさん熱中症にはお気をつけて下さい。<(_ _)>

さて今回は、副葬品のお話になります(*‘ω‘ *)
葬儀の「副葬品(ふくそうひん)」とは、亡くなった方と一緒に納める(棺に入れる)品物のことを指します。これは故人が生前に愛用していた物や、思い出の品などが多く、あの世でも安らかに過ごせるようにとの願いが込められています。
✅ 簡潔な定義
副葬品とは:
故人が愛用していた物や、大切にしていた思い出の品などを「来世への旅支度」として棺に納める品のこと。
🔸 副葬品の目的・意味合い
目的 | 内容 |
---|---|
故人の供養 | 生前に愛した物を持たせて、安らかに旅立ってもらうため |
感謝や想いの表現 | 遺族が「ありがとう」「忘れない」という気持ちを込める |
あの世での生活の準備(宗教的観点) | 来世で困らないようにと品を持たせる(例:食べ物や着物) |
思い出の共有 | 写真や手紙などを通じて、故人の人生や家族の想いを反映 |
🔸 歴史的な背景
- 古代エジプトや縄文時代など、世界中で古くから副葬品の文化が存在。
- 日本では古墳時代の埴輪や武具、鏡、装飾品なども副葬品とされてきました。
- 現代では、よりパーソナルで小さな品(手紙や写真、お菓子など)が主流です。
🔸 現代の副葬品の特徴
- 形式よりも「故人らしさ」や「家族の気持ち」が重視される
- 火葬が主流のため、可燃性の品に限定される
- 宗教や地域、火葬場のルールに合わせて配慮が必要
副葬品は「故人への最後の贈り物」です。
形式にとらわれすぎず、「故人が喜ぶだろうな」と思える品を選ぶのが何より大切です。
🔹 主な副葬品の例
種類 | 具体例 |
---|---|
日用品 | メガネ、帽子、ハンカチ、愛用の衣類など |
趣味の品 | 本、絵、楽器の小物、手芸品、将棋の駒など |
食べ物 | 故人の好物(果物、お菓子など ※可燃性のもの) |
手紙・写真 | 家族や友人からの手紙、思い出の写真 |
宗教関連 | 数珠、経文、守り札 など |
チェックリスト

🔹 最近の傾向
現代では、環境への配慮から「紙製の副葬品」や「簡易なぬいぐるみ」などが好まれる傾向もあり、メッセージカードを入れることも多くなっています。
東京都と埼玉県における副葬品の風習は、現代では全国的に共通する部分が多くなっていますが、都市部特有の事情や地域文化に根差した違いも多少あります。以下にそれぞれの特徴や違いを詳しく解説します。
✅ 共通する現代の副葬品の基本(東京・埼玉ともに)
ポイント | 内容 |
---|---|
火葬前に棺へ納める | 出棺直前、「最後のお別れ」の際に遺族が副葬品を入れるのが一般的 |
可燃性のもののみ可 | 食品・衣類・紙類などが中心。金属・ガラス・電池等は禁止(火葬場規定) |
宗教儀礼より個人重視 | 仏教の宗派に縛られすぎず、故人の「らしさ」を重視する傾向が強い |
葬儀社の指導のもと準備 | 葬儀プランに副葬品の説明が含まれていることが多く、プロに確認できる |
🔹 東京都の副葬品の特徴
都市部ならではの傾向
- 簡素化・合理化傾向
→ 生活様式の変化や忙しさから、副葬品も「コンパクトで管理しやすいもの」を好む
→ 例:手紙・写真・小型のぬいぐるみ・愛用のメガネ(プラスチック) - 宗教色の薄まり
→ 無宗教葬・自由葬が増えており、故人の趣味や好きだった物を副葬品として重視 - 公営斎場の影響
→ 多摩葬祭場、町屋斎場など大規模な公営火葬場では副葬品の制限が厳格(事前確認必須)
🔹 埼玉県の副葬品の特徴
地域性と家族文化の色がやや残る
- 親族中心の家族葬が多い地域
→ 故人との関係性が濃く、副葬品にも家族の手作り品や実用品を入れる傾向あり
→ 例:手編みのマフラー、家族写真、地元のお菓子など - 仏教儀礼を重視する傾向も根強い
→ 浄土宗・曹洞宗などをベースに、数珠や写経、塔婆などを副葬品とする例もあり - 地域火葬場の柔軟性あり
→ 公営火葬場(大宮聖苑・川越市斎場など)では、比較的「家庭的な副葬品」への理解がある
🔸 都市部(東京)と近郊(埼玉)の違いまとめ
項目 | 東京都 | 埼玉県 |
---|---|---|
宗教意識 | 薄れつつある(自由葬多い) | 仏教中心が残る傾向 |
副葬品の傾向 | シンプル・象徴的な物 | 実用品・家族的な物 |
火葬場の制限 | 厳しい(都内は明確な規定) | やや柔軟な運用もあり |
傾向 | 都市化・合理性重視 | 地域性・温かみ重視 |
✅ 副葬品に関するおすすめの進め方(東京・埼玉共通)
- 事前に葬儀社や火葬場に確認する(ルールが厳格なため)
- 形式より“故人が喜ぶかどうか”で判断する
- 入れられない物は、形見や写真にして対応
🔹 家族葬での副葬品の扱い方
1. 棺に入れるタイミング
副葬品は一般的に、納棺のときまたは出棺前の別れの時間に棺の中へ入れます。
家族葬では時間に余裕があることも多く、家族一人ひとりが副葬品を手に取りながら、想いを込めて納めることができます。
2. 選ばれる副葬品の例(家族葬ならでは)
種類 | 内容 |
---|---|
思い出の写真 | 家族旅行や孫との写真など |
手紙 | 感謝の手紙や、亡き人へのメッセージ |
趣味の小物 | 編み物、釣り具、カメラのストラップなど |
食べ物 | 故人の好物(おせんべい、チョコなど) ※火葬場で可燃物か要確認 |
衣類の一部 | ハンカチ、スカーフ、靴下など小さなもの |
3. 火葬場での注意点
火葬場には副葬品の制限があります。特に以下は避けましょう:
- ガラス・陶器・金属(例:時計、入れ歯、メガネ)
- ペースメーカー(要取り外し)
- スプレー缶、電池
- 多量のプラスチック類やビニール製品
→ 必ず葬儀社に事前確認を。
4. 遺族の気持ちを反映しやすい
家族葬では「形式よりも心」を大切にするため、以下のような自由な発想も増えています。
- 孫が描いた絵を入れる
- 生前好きだったペットの写真を入れる
- 手作りの折り紙やメッセージカードを納める
🔸 ワンポイントアドバイス(家族葬ならでは)
「何を入れるか」は、形式にとらわれず**“故人が喜ぶもの”**を基準に選ぶと良いでしょう。
納められないものは、形見として祭壇に飾る・写真で一緒に棺に入れる、などの工夫も可能です。
一日葬(一日で通夜を省略し、告別式と火葬のみを行う形式)における副葬品の扱い方は、基本的には一般的な家族葬と同じですが、時間の制約があるため事前の準備や段取りがより重要になります。
🔹 一日葬における副葬品の扱い方
1. 副葬品を入れるタイミング
一日葬では、告別式の中で以下のタイミングに副葬品を納めます:
- 🔸 出棺前の「最後のお別れ」の時間
家族や親族が故人に最後のお別れを告げながら、副葬品を棺に入れていきます。
※通夜がない分、この別れの時間が一日葬で最も感情的なハイライトとなります。
2. 副葬品の準備と配慮
項目 | 内容 |
---|---|
事前準備が大切 | 一日葬は時間が限られているため、何を入れるか前日までに準備してリスト化しておくのが理想的です。 |
持ち込み確認 | 火葬場によって副葬品の可否が異なるため、葬儀社を通じて事前に確認しましょう。 |
家族で分担して用意 | 兄弟姉妹や孫が1人ずつ思い出の品を持参するのもよいです。 |
3. 一日葬でよく使われる副葬品の例
カテゴリ | 具体例 |
---|---|
日用品 | メガネ(プラスチックフレーム)、スカーフ、ハンカチ |
好物 | 和菓子、果物、おにぎり(※可燃性のもの限定) |
趣味関連 | 小さな釣り具、詩集、愛読書の表紙だけなど |
想いの品 | 子や孫からの手紙、似顔絵、折り紙など |
🔸 注意点(特に一日葬で気をつけたいこと)
- 式の時間が短いので、当日あわてないよう事前の確認・相談が必須
- 火葬場での制限物(ガラス、金属、ペースメーカーなど)は特に注意
- 当日の流れの中に「副葬品を入れる時間」があるか、事前に葬儀社と打ち合わせしておくこと
✅ まとめ:一日葬の副葬品取り扱いポイント
項目 | 内容 |
---|---|
準備の早さ | 前日までに決めておくと安心 |
数より質 | 入れすぎず、故人の個性や想いが伝わる物を厳選 |
葬儀社と連携 | 火葬場のルール・副葬品の可否は必ず確認 |
神道とキリスト教の副葬品は?
神道(しんとう)やキリスト教の葬儀においても、副葬品は存在します。ただし、宗教的な考え方や儀礼の違いにより、副葬品の意味や扱い方は仏教とは異なります。以下に詳しく解説します。
🟩 神道における副葬品
◾ 副葬品の考え方
神道では、死は「穢れ(けがれ)」とされるため、死者との距離を大切にする一方で、祖霊となる故人を敬い送り出す儀式として、副葬品も慎ましく扱われます。
◾ 主な特徴
項目 | 内容 |
---|---|
🔹 副葬品の有無 | あり(ただし最小限) |
🔹 入れる品物 | 故人が生前愛用していた品や好物、和紙に包んだものなど |
🔹 宗教的な制約 | 仏教のような数珠や経文は使用せず、**「玉串」や「御幣」**など神道独自の形式あり |
🔹 副葬品の意味合い | 祖霊への敬意と、現世での愛用品を持たせることで穏やかな旅立ちを願う |
◾ 例
- 白い衣(死装束)
- 玉串(たまぐし)を模した紙の飾り
- 故人が好んだ和菓子
- 家族からの和紙に書いた手紙
🟦 キリスト教における副葬品
◾ 副葬品の考え方
キリスト教では、「魂が天国に召される」ことを重視するため、副葬品は儀礼の中心ではありません。ただし、文化的背景や家族の希望により、一定の副葬品を納めることがあります。
◾ 主な特徴
項目 | 内容 |
---|---|
🔹 副葬品の有無 | 必須ではないが、希望により可能 |
🔹 入れる品物 | 聖書、ロザリオ、故人の愛用品、十字架のメダルなど |
🔹 宗派による違い | カトリックとプロテスタントで扱いが異なる場合あり(例:ロザリオの使用) |
🔹 副葬品の意味合い | 故人への愛と祈り、天国への旅立ちを象徴的に示すためのもの |
◾ 例
- 聖書(ポケット版など)
- ロザリオ(カトリック)
- 十字架のネックレスや小さな像
- 故人の写真や家族からの手紙
✅ まとめ:宗教ごとの副葬品比較
宗教 | 副葬品の有無 | 代表的な品 | 意味合い |
---|---|---|---|
仏教 | あり(一般的) | 数珠・手紙・愛用品 | 来世での生活準備、供養 |
神道 | あり(慎ましく) | 和紙・好物・玉串 | 祖霊への敬意、旅支度 |
キリスト教 | 原則不要だが可 | 聖書・ロザリオ・十字架 | 天国への祈りと象徴 |
一例でありますがぜひ参考にしてみて下さい(`・ω・´)ゞ
※地方の風習や習慣で、異なる場合がございます。その地域に
根ざした葬儀屋さんが一番詳しいことが多いですので、確認も
してみてください。
今日もこの辺で!またまた!
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