豆知識⑭葬儀のマナー

いやーーーー急に暑くなりましたねぇ(*´Д`)
どーもかんべでございます(`・ω・´)ゞ
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

さてさて今回は、葬儀マナーのおはなしおはなしぃ
※今回は、お香典のお話や葬儀中の所作の詳しいお話は割愛しております。

◆ お葬儀マナーの基本

1. 服装

  • 通夜・葬儀・告別式では、原則として**喪服(礼服)**を着用します。
    • 男性:黒のスーツ(光沢のない素材)、白シャツ、黒ネクタイ、黒靴、黒靴下
    • 女性:黒のワンピースやスーツ(膝下丈)、黒ストッキング、黒い靴やバッグ(光沢や装飾なし)
    • 子ども:制服または地味な服装
    • アクセサリーは真珠(1連)程度が無難です。

2. 香典

  • 金額は故人との関係性や地域によって異なりますが、一般的には:
    • 知人・友人:3千円〜1万円
    • 会社関係:5千円〜1万円
    • 親族:1万円〜10万円以上
  • 香典袋は「御霊前」「御香典」と記載します(仏式か神式かによって変わります)。
    • 仏式:通夜・葬儀→「御霊前」、四十九日以降→「御仏前」
    • 神式:「御玉串料」
    • キリスト教:「お花料」
  • 表書きは薄墨で書きます(悲しみの涙で墨が薄くなった、という意味)。

3. 焼香・献花

  • 焼香の仕方は宗派によって違います(以下は一例):
    • 仏式:一礼 → 抹香をつまんで香炉へ(1〜3回)→ 合掌 → 一礼
    • 神式:玉串奉奠を行う(神前で玉串を捧げて拝礼)
    • キリスト教式:献花(白い花などを捧げる)

4. 参列時の心構え

  • 携帯電話は電源を切るマナーモードに。
  • 大声で話さない、笑わない、騒がない。
  • 写真撮影は基本NG(遺族の許可がある場合を除く)。
  • 遺族や親族への挨拶は簡潔に。「この度はご愁傷様です」「心よりお悔やみ申し上げます」など。
  • 遺族に「頑張ってください」「元気を出して」などの励まし言葉は避けましょう。

5. 通夜ぶるまい(食事の席)

  • 遺族がふるまう食事(通夜ぶるまい)は、断らずに少しでもいただくのが礼儀です。
  • ただし、長居しないように注意します。

子どもの葬儀はとても悲しく繊細な場面です。参列する側も主催する側も、通常の葬儀マナーとは少し異なる思いやりと配慮が求められます。ここでは、参列者側のマナーと、喪主や遺族側の配慮について分けてご説明します。


◆ 子どもの葬儀マナー(参列者側)

1. 服装のマナー

  • 基本は通常の葬儀と同じ喪服でOK。
  • 派手な服装・アクセサリーは避け、控えめに。
  • 子どものお葬式ということで、女性は黒または落ち着いた色合いのパンツスーツやアンサンブルなど、少し柔らかい印象の服装を選ぶこともあります。

2. 香典のマナー

  • 表書きは以下のように書きます:
宗教・宗派表書き例
仏式(一般的)御霊前/御香典
神道御玉串料
キリスト教御花料
  • 金額:大人の葬儀よりやや少なめでもよい(3,000円〜5,000円が目安)
  • お札は新札でなくてもよいが、あまりに汚い札は避ける

3. 言葉・お悔やみのマナー

子どもを亡くしたご遺族への言葉は特に慎重に。以下のような言葉を避け、心に寄り添う表現を心がけます。

❌ 避けるべき言葉:

  • 「若くして亡くなるなんてかわいそう」
  • 「運命だったのでしょう」
  • 「きっと天国で見守ってくれますよ」※人によっては逆効果

✅ 良いお悔やみの例:

  • 「言葉が見つかりません。心よりお悔やみ申し上げます」
  • 「ご家族のご心痛を思うと胸が痛みます。どうかお身体を大切に…」

※無理に話さず、静かに一礼するだけでも気持ちは伝わります。


4. 子どもが参列する場合の注意

  • 小さな子どもを連れて参列する場合は、騒いだり走り回ったりしないよう注意が必要。
  • 長時間の参列が難しい年齢の場合は、途中退席も配慮ある行動です。

◆ 喪主・遺族側のマナーと配慮

1. 葬儀の形式は自由に選べる

  • 子どもの葬儀は「家族葬」や「一日葬」で行うケースが多い。
  • 悲しみに暮れる中で無理に形式にとらわれず、故人と家族にとって安らかなかたちを選ぶのが大切。

2. 会葬礼状や返礼品も簡略でOK

  • 通常通りでも構いませんが、負担が大きければ略式の礼状や返礼品でも失礼にはなりません。
  • 「お心遣いに感謝します」など短い一文だけでも気持ちは伝わります。

3. 亡くなった子どもの年齢による違い

年齢一般的な対応傾向
乳児(0歳〜1歳未満)簡素に行うことが多い(直葬など)
幼児〜小学生家族葬または小規模葬儀が主流
中高生以上通夜・葬儀を正式に行うことが多い

※宗教・宗派によって異なりますが、**7歳未満は「亡くなっても戒名がつかない(仏教)」**という風習もあります。


◆ まとめ:子どもの葬儀マナーの要点

項目マナーの要点
服装喪服(黒・落ち着いた色合い)
香典「御霊前」「御花料」など、3,000円〜5,000円程度
言葉遣い不用意な慰めを避け、静かな共感を
振る舞い慎みを持って、短時間の参列でも良い
子連れ参列年齢に応じて配慮、無理に出席させない

子どもが葬儀に参列する際の服装は、大人ほど厳格ではありませんが、場の雰囲気を壊さないように配慮することが大切です。年齢・性別・地域によっても多少の違いはありますが、以下のポイントを押さえれば安心です。


◆ 基本の考え方

  • 子どもは「喪服」がなくて当たり前です。
  • 「黒・グレー・紺・白」など、落ち着いた色味の清潔な服が基本。
  • カジュアルすぎる服装(ジーンズ・キャラ物・蛍光色など)は避ける。

◆ 年齢別:子どもの葬儀の服装マナー

👶 幼児(0〜6歳)

男の子女の子
・白シャツ+黒 or 紺のズボン・白ブラウス+黒 or 紺のスカートやワンピース
・黒系のスニーカーやローファー・タイツやレギンスは白・黒でOK
・ベストやカーディガン(寒い季節)・フリルの少ない落ち着いた服装

※制服がある園児は制服でOK。
※キャラクター付き衣類・靴下は避ける。


🧒 小学生

  • 制服がある場合は制服で出席が最適
  • 制服がない場合は「フォーマルに近い私服」で問題ありません。
男の子女の子
・白シャツ+黒または紺のズボン・白シャツ+黒・紺のスカート or ワンピース
・ジャケットやカーディガン・控えめなデザインのカーディガン
・黒や紺の靴(運動靴でもOK)・シンプルな靴であればスニーカー可

👦👧 中学生以上(中高生)

  • 学校の制服で出席するのがもっとも望ましい
  • 制服がない、または事情により私服で出席する場合は、大人と同様の落ち着いた喪服風の服装を選ぶ。

◆ 靴・小物・ヘアスタイル

  • :黒・紺・白などのシンプルなスニーカーやローファーでOK
  • 靴下:黒・白・紺が基本。派手な柄は避ける
  • バッグ:不要。手ぶらでOK
  • ヘアスタイル:整える程度でよい。派手なヘアアクセサリー(リボンやティアラなど)は避ける。

◆ NGな服装の例

❌ キャラクターが描かれた服(アニメ、ゲームなど)
❌ 派手な色や柄(ピンク・蛍光色・カラフルなチェック)
❌ ラメ入りやスパンコール付きの靴・服
❌ ショートパンツやタンクトップなど露出の多い服
❌ 派手なリボン・カチューシャ・髪飾り


◆ まとめ:子どもの葬儀服装マナー早見表

年齢基本服装OKカラーNGポイント
幼児白シャツ+黒・紺のズボン/スカート白・黒・紺・グレーキャラ・蛍光色・派手柄
小学生制服 or 白黒系の私服同上Tシャツ・ジーンズなど
中高生制服同上ルーズな私服

◆ 仏式の葬儀マナー(通夜・葬儀・告別式)


1. 服装(喪服)

  • 【正喪服】…遺族や親族(男性は黒のモーニング、女性は黒無地のワンピースや着物など)
  • 【準喪服】…参列者(黒のスーツ・ワンピースなど)
    • 男性:黒スーツ、白シャツ、黒ネクタイ、黒靴、黒靴下
    • 女性:黒のワンピースやスーツ、黒ストッキング、黒パンプス、装飾の少ない黒バッグ
    • アクセサリーは一連の真珠程度(光り物NG)

2. 香典

  • 表書き:「御霊前」が一般的ですが、四十九日以降の法要では「御仏前」。
  • 薄墨で氏名を書き、包む金額の目安は故人との関係によります。
  • 新札は避け、やむを得ない場合は一度折って使います。

3. 焼香のマナー

宗派によって回数が違いますが、共通の流れは以下の通りです:

▶ 焼香の流れ(一般的な例):

  1. 焼香台の手前で遺影に向かって一礼
  2. 抹香を右手でつまみ、香炉へくべる(1〜3回)
  3. 合掌
  4. 遺族に一礼して退く

※ 臨済宗・曹洞宗・浄土真宗などで回数や作法が違いますので、案内がある場合はそれに従います。


4. 挨拶の言葉

  • 遺族には:
    • 「この度はご愁傷様でございます」
    • 「心よりお悔やみ申し上げます」
  • 避けるべき言葉:
    • 「頑張ってください」「また来年」など再度を連想させる表現
    • 明るすぎる言葉や軽口

5. 通夜ぶるまい

  • 通夜後に出される料理は辞退せず、少しでも箸をつけるのが礼儀です。
  • 「いただきます」は使わず、「ご相伴させていただきます」「お疲れのところ恐縮です」などの言葉を使います。

6. 数珠

  • 必須ではないが、持参が望ましい。
  • 宗派により使い方が若干異なりますが、左手にかけて合掌します。

7. お焼香時の所作ポイント

  • 背筋を伸ばし、動作はゆっくりと丁寧に。
  • 合掌のときは目を閉じ、心の中で冥福を祈る。

まとめ(仏式葬儀での注意点)

項目マナー
服装黒の喪服(光沢や装飾を避ける)
香典「御霊前」表書き、薄墨で氏名
焼香宗派により1~3回、合掌
言葉丁寧で控えめな挨拶を心がける
態度静かに慎ましく、携帯はオフに

宗派によって「焼香の作法」や「数珠の使い方」、「表書きの言い方」などに違いがあります。ただし、一般的な参列者であれば大きく失礼に当たることは少なく、最低限のマナーを守っていれば問題ありません。

以下に主要な宗派ごとの主な違いをわかりやすくまとめます。


◆ 宗派ごとの葬儀マナーの違い(主に焼香作法)

宗派焼香回数焼香の特徴香典の表書き数珠の使い方
浄土宗1〜3回合掌→焼香→合掌(回数にこだわらない)御霊前 → 四十九日以降:御仏前一般的な略式数珠(片手)
浄土真宗本願寺派1回合掌→焼香(額に上げない)→合掌御霊前でも可だが、御仏前が正式数珠は両手にかけて合掌
浄土真宗大谷派1〜2回焼香後に額に上げない同上同上
真言宗3回焼香→額に上げる→合掌御霊前一般的な略式数珠
曹洞宗2回1回目:額に上げる/2回目:上げない御霊前一般的な略式数珠
臨済宗1回焼香→額に上げて合掌御霊前一般的な略式数珠
日蓮宗1〜3回回数に決まりはないが1回が多い御霊前一般的な略式数珠

◆ 詳細なポイント

● 浄土真宗の特徴(本願寺派・大谷派)

  • 死は迷いではなく、往生(浄土への旅立ち)と考えるため、「御霊前」は本来ふさわしくなく、「御仏前」を使うのが正式です。
  • 焼香後に抹香を額に上げない(迷信的要素を否定する教義による)。

● 禅宗(曹洞宗・臨済宗)

  • 焼香の所作が厳密で、動作を丁寧に行うことが求められます。
  • 合掌や一礼も静かに深く行うのが礼儀。

● 真言宗・日蓮宗

  • 焼香は3回が基本。
  • 額に上げてから香炉にくべる。

◆ 一般参列者のマナーとして覚えておくべきこと

  • 宗派が不明な場合でも、焼香1〜2回、静かに合掌、一礼すれば失礼にはなりません。
  • 数珠を左手にかけて合掌するのが一般的(浄土真宗は両手に持つ)。
  • 香典表書きに悩んだら「御霊前」で大きな問題はありません(※浄土真宗以外)。
  • 会場での案内や前の人の所作をよく観察して合わせるのも良い方法です。

東京と埼玉(関東地方)には、地域特有の葬儀マナーや風習がいくつかあります。全国的なマナーと大きくは変わりませんが、細かな違いや特徴的な習慣が見られます。特に東京・埼玉は都市部と地方の要素が混在している地域なので、地域・家庭・寺院によって差があります。

以下に、関東(特に東京・埼玉)で見られる主な風習やマナーの違いをまとめます。


◆ 東京・埼玉の葬儀マナーと風習の特徴

1. 香典額が比較的高め

  • 東京・埼玉の都市部では、香典の金額が全国平均よりやや高い傾向があります。
    • 友人・知人:5,000円〜10,000円
    • 会社関係:10,000円前後
    • 親族:30,000円〜100,000円
  • 特に東京では、「見栄」や「社会的つながり」を重視する場面があり、相場より高めになることも。

2. 通夜が重視される(「通夜中心」)

  • 関東では「通夜」がより重要とされる傾向があります。
    • 仕事帰りに参列しやすいため、通夜の参列者数が葬儀より多いことが一般的。
    • 通夜だけ出席し、葬儀・告別式は出ない「通夜客」が主流です。

3. 香典返しは「即返し」が主流

  • 東京・埼玉を含む関東圏では、その場で香典返し(即返し)を渡すスタイルが多いです。
    • 内容:お茶、のり、タオルなど消耗品が多い。
    • 返礼品の価格は香典額の半額〜3分の1程度が目安。
  • 「後返し(忌明けに送る)」は少なくなっています。

4. 葬儀が簡略化傾向(一日葬や家族葬が急増)

  • 東京・埼玉では、**お通夜を省略し葬儀・告別式のみを行う「一日葬」**が増加中。
  • 家族・親族のみで行う「家族葬」も非常に多く、参列人数を制限することもあります。
    • 一般参列者は葬儀自体に招かれないこともある(香典のみ受け付けるケースあり)。

5. 食事の省略または個別対応

  • 通夜ぶるまいや精進落としは、個別弁当の配布や省略も多くなっています。
  • 感染症流行以降、特に都市部では簡素化が加速。

◆ その他の関東圏ならではの特徴

項目東京・埼玉の特徴
香典袋の書き方「御霊前」が一般的(宗派で変える必要はないことが多い)
服装黒の準喪服(略式でOK)で十分。格式張りすぎない傾向
受付のマナー名刺を渡すこともある(ビジネス関係者)
返礼品(香典返し)その場で渡す「即返し」型が一般的

◆ 注意すべきこと

  • 東京や埼玉では、「地域よりも家族の意向」が優先される傾向が強く、必ずしも土地の習慣通りとは限りません。
  • 特に**家族葬や直葬(火葬のみ)**などの場合、「参列お断り」や「香典辞退」などもあるため、事前の確認が重要です。

神葬祭(しんそうさい)とは、神道(しんとう)で行う葬儀のことで、仏式とは異なる考え方・儀礼・マナーがあります。日本では神道の葬儀は少数派ですが、神職や氏子、神道系の家系などでは神葬祭が行われます。

以下に、神葬祭の基本マナーと仏式との違いをわかりやすくご説明します。


◆ 神葬祭の基本的な考え方

  • 神道では死は「穢れ(けがれ)」とされ、死を悲しみすぎず、静かに故人を祖霊(みたま)として祀るという姿勢です。
  • 故人はやがて家の守り神となると考えられます。
  • 仏式のような「冥福を祈る」「供養を重ねる」といった考えはありません。

◆ 神葬祭のマナー・作法

1. 【呼び名の違い】

仏式神道(神葬祭)
通夜通夜祭(つやさい)
葬儀葬場祭(そうじょうさい)
焼香玉串奉奠(たまぐしほうてん)
お坊さん神職(神主)
法事霊祭(れいさい)
位牌霊璽(れいじ/みたましろ)

2. 【服装】

  • 喪服で問題ありません(仏式と同様)。
  • アクセサリー類は控えめに。

3. 【香典のマナー】

  • 表書きは以下のようになります:
表書き使用時期
御玉串料最も一般的
御神前葬場祭以降・通夜には不適
御霊前一般参列者でも使用されることが多い(許容)
  • 中袋の金額も薄墨で書くのが一般的。

4. 【玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法】

玉串(榊の枝に紙垂をつけたもの)を神前に捧げる儀式です。以下が一般的な流れ:

▶ 玉串奉奠の流れ:

  1. 神前の前に進み、神職や遺族に一礼
  2. 玉串を両手で受け取る(根元が右手、葉先が左手)
  3. 胸の高さに持ち、神前へ進む
  4. 玉串を時計回りに90度回して根元を神前に向け、台に置く
  5. 二礼二拍手一礼(音を立てない「しのび手」)
  6. 一礼して下がる

※わからなければ神職や案内に従えば問題ありません。


5. 【通夜祭・葬場祭での振る舞い】

  • 静かで厳粛な雰囲気を重視します。
  • お焼香はなく、玉串奉奠を行います。
  • 「冥福を祈る」「成仏を願う」はNGワード → 神道では使いません。

6. 【使ってはいけない言葉・使うべき表現】

NG表現(仏式)神道での表現例
ご冥福をお祈りしますご安霊(あんれい)をお祈りいたします
御霊(みたま)のご平安をお祈りします
成仏されますように安らかにお鎮まりください

7. 【神棚封じ】

  • 故人の家の神棚は白い紙で封じる(神道では死は穢れとされるため)。
  • 忌明け(五十日祭)で封じを解く。

◆ まとめ:神葬祭マナーのポイント

項目マナー
香典表書き「御玉串料」「御神前」が基本
焼香なし。代わりに玉串奉奠を行う
言葉遣い「ご冥福」は避け、「ご安霊を…」など神道用語を使用
服装仏式と同様で問題なし
返礼品香典返しは行われるが、仏式より簡素な場合も

キリスト教の葬儀にも特有のマナーやしきたりがあります。仏式や神式とは異なるため、基本的な流れやタブー、香典の扱いなどを知っておくことが大切です。ただし、キリスト教には主にカトリックプロテスタントの2大宗派があり、それぞれに違いがあります。


◆ キリスト教の葬儀マナー(基本)

項目カトリックプロテスタント
通夜通夜の祈り(前夜式)前夜式または家庭礼拝
葬儀名葬儀ミサ葬儀式・召天式
焼香なし。献花を行う(祭壇へ花を供える)
僧侶・神父等司祭(神父)が進行牧師が進行
香典表書き御花料御花料(御霊前でも一般的には可)
会場教会または斎場教会または斎場
数珠使用しない使用しない

◆ 基本的なマナー

1. 【服装】

  • 基本は黒の喪服(仏式と同じでOK)。
  • 女性は派手なアクセサリーや肌の露出は避ける。
  • 数珠や袈裟は使用しない。

2. 【香典(表書き)】

表書き例備考
御花料宗派問わず最も一般的
御霊前一般的には許容されるが、避けるのが望ましい場合も
お悔やみよりカジュアルな表現(家族葬など)
  • 中袋は通常通り。薄墨で金額・氏名を記入。

3. 【焼香はしない → 献花】

  • 焼香の代わりに、**白い花(カーネーションや菊)を手向ける「献花」**を行います。
  • 花を両手で持ち、茎を祭壇側に向けて静かに置きます。
  • 合掌やお辞儀ではなく、軽く一礼するのが一般的。

4. 【言葉遣い(弔辞・会話)】

  • 宗教に合わせた表現を使うのがマナーです。
避けたい言葉キリスト教での適切な言葉
ご冥福をお祈りします安らかな眠りをお祈りいたします
主の御許で安らかに
成仏されますように天国での平安をお祈りします
仏様、ご供養故人、ご遺族、神の御心 など

5. 【流れの違い(葬儀式の例)】

▶ カトリック(葬儀ミサ)

  1. 入堂・祈り
  2. 聖書朗読
  3. 神父の説教
  4. 共同祈願・感謝の祭儀
  5. 献花・拝礼
  6. 出棺

▶ プロテスタント(召天式)

  1. 賛美歌・聖書朗読
  2. 牧師の説教
  3. 祈祷・故人紹介
  4. 献花・黙祷
  5. 出棺

※「念仏」や「読経」は行いません。


◆ キリスト教葬儀の注意点

注意点補足
数珠を持たない持ち込みは避けましょう
合掌しない合掌の代わりに一礼または黙祷
献花の所作を知らないときは従う前の人の動作に合わせて大丈夫
焼香の言葉を使わない「焼香いたします」は避ける
故人の冥福を祈るという表現は使わないキリスト教では「冥福」「成仏」は仏教語

◆ まとめ:キリスト教葬儀のマナー要点

  • 焼香ではなく「献花
  • 香典の表書きは「御花料
  • 数珠や仏教用語は使わない
  • 弔辞や会話も宗教観に配慮

※最近では、家族葬の一日葬でお通夜を執り行わないスタイルが増えておりますがお通夜にあたる日、服装も正式にはお身内様のみのお寺様もおらず
ご自宅式場問わずお通夜では喪服で、お越しいただくのがマナーになりますが必ずしも正装で行かなければならないのか?と申しますと
”皆様の各自の判断” になりますしそもそも、故人様のご供養に際しお会いになられたりお気持ちの寄り添いの部分が大きくあることが
大切であります。 仮に、少し暗めのお洋服でお越しいただくのも必ずしも失礼ではなく、まずは、お会いし手を合わせお気持ちを伝える
事がよろしいとい皆様にお伝えをさせております。

今日もこのへんで!またまた(*’ω’*)

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